皮膚科医に聞く 手荒れ症状別アドバイス皮膚科医に聞く 手荒れ症状別アドバイス皮膚科医に聞く 手荒れ症状別アドバイス

手荒れには、色々な症状があります。
それぞれの手荒れのレベルに合わせたスキンケアアドバイスを、
野村有子先生(野村皮膚科医院 院長)に伺いました。
写真提供:野村皮膚科医院
初期
手荒れ予備軍
症状 軽度のカサつき,カサカサ,乾燥症状 軽度のカサつき,カサカサ,乾燥
アドバイス
寒い季節だけではなく、年間を通してケアをすることで、手荒れの予防ができるでしょう。
乾燥が気になったときはハンドクリームを塗りましょう。
注意期
手荒れ
症状 皮がむける,軽くひび割れる症状 皮がむける,軽くひび割れる
アドバイス
手を洗ったらきちんと水気を拭いて、その都度ハンドクリームを塗るこまめなケアを。手荒れがひどくならないように、常に手をいたわってあげましょう。
進行期
ひび・あかぎれ
症状 ひび割れが目立つ,ゴワゴワ硬い,赤みが目立つ症状 ひび割れが目立つ,ゴワゴワ硬い,赤みが目立つ
アドバイス
水仕事は極力避けて、こまめにハンドクリームをたっぷり塗りましょう。その後に綿手袋をして、手を保護するようにしてください。
重症期
手湿疹
症状 ひび割れから出血し痛みを伴う,皮むけが目立つ,赤く腫れあがる症状 ひび割れから出血し痛みを伴う,皮むけが目立つ,赤く腫れあがる
アドバイス
水仕事をする時は、必ず綿手袋の上にゴム、もしくはビニール手袋をしてください。家事をする時には常に綿手袋をして、素手での作業は避けてください。
最重症期
手湿疹・ただれ
症状 痛くて指を曲げられない,じゅくじゅく黄色い汁が出る,水ぶくれができる症状 痛くて指を曲げられない,じゅくじゅく黄色い汁が出る,水ぶくれができる
アドバイス
セルフケアでは改善できないので、すぐに皮膚科で診察を受けてください。
プロフィール

野村皮膚科医院

野村 有子 院長

医学博士。慶応義塾大学医学部卒。横浜市に野村皮膚科医院を開業。
わかりやすい丁寧な指導が評判の関東屈指の人気皮膚科医。
最新の肌診断機器の導入や、アトピー性皮膚炎患者専用モデルルーム、アレルギー対応カフェも併設されている。
アトピー性皮膚炎や乾燥性湿疹を中心に、男女を問わず幅広い年代の皮膚疾患の診断、治療を行っている。